面白そうなラノベを探している時には、書評・感想のどの部分に注目するだろうか。ツンデレ好きならツンデレが登場するかどうかを気にするだろうし、修羅場好きなら修羅場があるかどうかを気にするだろう。その作品の属性に注目している、ということになる。
各属性が良質であるかどうかは、作品全体の面白さと関係がないことが多い。ほとんどの読者は作品に修羅場を求めているわけではないので、そうした読者の「面白い」は、修羅場好きの参考にはならない。同じ修羅場好きが、自らの感想文に「良質の修羅場があった」と書く必要がある。ネタバレにならない程度にシチュエーションを書き添えたりとか。
しかし、そういう風に書いたところで、喜ぶのは一部のオタクだけだろうから、多くの読者を獲得したいというブロガーは別の形態を模索したほうがいいのか。