なんか人生を語ったりしてセンチメンタルな気分に浸りたいなぁ、という時がある。が、語るほどの人生もないのが困りものなのだった。語りたいという欲求だけ先行して、しかし語る言葉がない、という宙ぶらりんな状況に陥る。
中学の頃、男女問わず頼りにされる、クラスの相談役みたいな奴がいた。俺はそいつに何か相談したいと思ったんだけど、まったく悩みがなかったので、結局なにも相談できなかった。そのときの気分に似ている。
これは人生語りになってるか?