ライトノベルというものを知って、「じゃあそのライトノベルというやつを買ってみよう」と思って、とりあえず電撃文庫というのが人気があるらしいという情報だけを持って書店に行って、ライトノベルだったら何でもよかったので、平積みされている電撃文庫の中から、面白そうなのを三冊選び出して買った。2003年の7月頃の話。
そういうふうにして読み始めたので、自分の中では「ライトノベルを読もうと思ってライトノベルを読み始めた」という感じなんだよなぁ。「××が好きだからライトノベルを読み始めた」とかではなく。いやもちろん好きは好きなんだけど。
その感覚がいまでもわりと続いているので、「好きなものを読みたい」というよりは「ライトノベルだったら何でも読みたい」みたいになっている。さすがに新刊を全て買うことはできないし、当時よりは気持ち的にも勢いが落ちてきているけど。