たぶんあれだ、俺は「メインヒロイン」が嫌いなんだ。俺の中のメインヒロイン像は「優しくておしとやかで成績が良くて性格が良くて巨乳で可愛くて無条件に主人公に好意を向けている幼馴染」というもの。すべての項目に当てはまらなくともOK。何となくそんなイメージってことで。とにかく「私はメインヒロインだから主人公と結ばれて当然でしょ」っていうあの澄ました顔が気に食わない。
たとえば、さんざんフラグが立っていたヒロインがあっさり切り捨てられ、これっぽっちもフラグが立っていなかった別のヒロインとハッピーエンドを迎える話とかを読みたい。突然現れた新キャラが主人公を掻っ攫っていくところや、サブキャラがメインヒロインに成り代わるところを見たい。そういう読者の裏を掻く奇策がいいなぁと思う。まあ、正攻法があってこその奇策だけどさ。