ときどき、空間内を移動するという行為が、たまらなくアホくさく感じられることがある。効率の面で考えれば、あらゆる施設が同一の座標に存在するのが最良のはずだ。しかし、それは不可能なので、街並みは横に広がっていく。不恰好に。複雑化していく。望みのものを手に入れるためには、わざわざこちらから出向かなければならない。とにかく美しくない。生活に伴う行動のすべては、同じ場所で行われることが望ましい。そうだろう?
そして出来上がる引きこもり一人。